テザー(仮想通貨)の会見!最新情報!問題の影響と解決はいつ?公聴会で疑惑はどうなった?

仮想通貨テザーの疑惑や問題は? 最新情報!

何かと仮想通貨界隈を賑わせているテザー問題。

2017年から2018年にかけての仮想通貨バブル時において、何かと話題を振りまき、ビットコインを破滅させるのではないかなど、人々を不安にさせていましたね。

 

その問題、現在はどうなっているのでしょうか?

実はまだ問題はくすぶっています。

 

この先の仮想通貨への影響はどうなるのか?

最新情報と共にみていきましょう。

 

仮想通貨テザー(Tether/USDT)とは?

そもそもテザーとは何か?

簡単にまとめました。

 

  • 発行元:テザー社(Tether Limited)、設立=香港
  • 単位:USDT
  • USドルと価格がペッグされている仮想通貨
  • 1テザーはほぼ1ドルで固定されている
  • テザー社が保有するドルを担保として信用されている
  • 中央集権的(ビットコインなど多くの仮想通貨は非中央集権)
  • コンセンサスアルゴリズム:PoR(Proof of Reverse:プルーフオブリザーブ)
  • 時価総額:約2250億円(2019年1月上旬時点)

 

以下、詳細をみていきましょう。

 

テザーの特徴

テザーはステーブルコイン(Stable coin)です。

 

ステーブルコインとは、法定通貨とペッグ(Peg)されている通貨です。

(※stable=安定した、変動のない。peg=留める、くぎづけにする)

 

ペッグとは、特定の通貨と為替レートが固定されていることを言います。

 

テザーはUSドルとペッグされており、1テザーの価格がほぼ1ドルです。

ほぼ1ドル、というのは、完全に1ドルというわけではなく、0.98〜1.02ぐらいを行ったり来たりしており、0.8ドル台まで下落したこともあります。


引用:コインマーケットキャップ

 

価格が1ドルに固定されていることが、他の仮想通貨と一線を画する、テザーの最大の特徴と言えます。

仮想通貨といえば激しいボラティリティが特徴ですので、全く反対ですね。

 

これは発行元が価格を価格を固定しているということであり、中央集権的なコインとも言えます。

非中央集権のビットコインとは反対ですね。

 

なぜ1ドル=1テザーであると言えるのか?

テザーを購入する場合、テザー社の口座に同額のUSドルを入金し、同額のテザーが発行されます。

そのUSドルをテザー社が預かり保有していることを担保にしており、法定通貨担保型のステーブルコインと言われています。

 

コンセンサスアルゴリズムはPoR(Proof of Reverse:プルーフオブリザーブ)と呼ばれています。

テザー社が保有するドルと、市場のテザー発行量が同一に保たれている、とうことです。

テザーの保有する法定通貨USドルと、市場に流通しているUSDTが同数だから、1テザー=1ドルだよ、という仕組みです。

 

ちなみに2019年年初の時点で、テザーは約20億発行されていますので、テザー社は20億ドルを実際に担保として保有していることになります。

 

なお、ドルと交換したい場合は、テザー社へテザーを入金すると同額のドルが支払われます。

入金されたテザーはどうなるかというと、消滅します。

これにより、テザーとドルの発行量の均衡が保たれ、テザーの価値をキープしています。

 

2019年1月現在テザーの時価総額は約2250億円、ランキング8位で上位におり、主要通貨であることがわかります。

 

テザーを購入できる取引所

テザーは海外の取引所で取り扱われています。

 

BitMax、CoinBene、Binance、OKEx、Huobi、Bit-Zなど、出来高ランキング上位の大手仮想通貨取引所で取り扱いがあります。

テザー取引量の取引所別ランキング
出典:コインマーケットキャップ

 

なお、日本国内の取引所ではテザーは購入できません。

 

テザーのメリットと人気の理由

テザーはドルと価格が固定されているため、その他の仮想通貨と違い、市場状況による価格変動がほとんどありません。

これは非常に大きなメリットで、例えばビットコインやアルトコインが大暴落したときなどに、一旦テザーへ交換することで退避ができます。

 

テザーじゃなくても、ドルなどの法定通貨に戻せばいいじゃないか、と思うかもしれません。

しかし、ドルと仮想通貨の交換が規制されている場合があったり、ドルと仮想通貨の交換では取引所の手数料が高かったりするので、テザーのほうが使い勝手がいいのです。

テザーと仮想通貨の直接取引であれば、手数料が安いですよね。

 

もし取り引きが週末にかかれば、ビットコインをドルに変えたとしても銀行が休みですから、入金されるのは週明けになります。

その間身動きが取れないですね。

 

USDTは仮想通貨ですから、国際間送金でも有利です。

仮想通貨ですから送金スピードも早いし、時間的制約も少ない。

通常の銀行間の送金で必要な中継地点であるコルレス銀行を通す必要もありません。

(余談ですが、皆さんよく知っているシティバンクもコルレス銀行、日本では三菱UFJ銀行がコルレス銀行としての機能をほぼ独占しているようです。)

 

仮想通貨のトレードにおいて、法定通貨と交換できるのはビットコインのみだという交換所も多くありますが、テザーであれば多くの仮想通貨と交換できます。

 

  • 送金手数料が安い
  • 送金スピードが速い
  • 法定通貨規制の対象外

これらは非常に大きなメリットです。

 

つまり、仮想通貨取引をするにあたり、フィアットベースで取引するよりも、フィアットを一旦テザーに交換し、テザーをベースに取引するほうが身軽に対応できると言うことです。

 

テザーは資産の退避先となりリスクヘッジできること、仮想通貨取引が用意になること、この2点のメリットが大きいため、非常に人気があります。

 

テザーは取引量が非常に多く、一時は仮想通貨市場全体の20%を占める割合にもなりました。

 

テザーのデメリット

あとで詳しく言及しますが、テザーは中央集権的であり、価値の源泉であるプルーフオブリザーブの透明性が確保されていません。

 

テザーの発行管理はテザー社が全て担っており、担保となるドルもテザー社が保有していますが、本当にテザーと同量のドルが保有されているのか、あきらかになっていないのです。

 

USDTというコインは非常に特徴的で、メリットが多く使いやすいのですが、それを発行管理するテザー社に疑惑の目が向けられています。

 

テザー(USDT)の取引量が増加

今は仮想通貨市場全体が下落基調ですが、テザーの取引量は増加しています。

 

上記で述べたよう、テザーはリスクヘッジできる通貨ですので、今の状況でテザー取引量が増えるということは、その他の仮想通貨をテザーへ交換しているということでしょう。

 

実際、チャートの下降にあわせて、テザーの取引量は毎月増加しています。

「テザー(USDT)は毎月の取引量が増加し続けています。12月のUSDT出来高は1,157億ドルに達し、前月比約8.5%増、10月比66%増。12月は、テザーにとって2018年後半で最も大規模な月でした。」

https://cointyo.jp/article/10005866
引用:コイン東京

 

しかも、テザーに限らず、ステーブルコイン全体の取引量も増加しています。

「ビットコインなどの仮想通貨より安定した価値の提供を目指すステーブルコインの取引高が急激に増加していると調査会社のDiarが10日公表した。
ステーブルコインの代表格であるテザーが信用問題で揺れる中、新興のステーブルコインの勢いが増しているようだ。
Diarによると、11月のステーブルコインのオンチェーンでの取引高は、9月と比べて1032%増加。」

https://www.mag2.com/p/money/599308
引用:MONEY VOICE

 

1032%増加ってすごいですね。

やはり下落相場で、ボラティリティの高い仮想通貨から、価格変動のないステーブルコインへ退避させているのでしょうね。

 

テザー問題とは?影響と疑惑

デメリットのところで言及しましたが、2017年ぐらいから、テザー社は下記のような様々な疑惑をかけられるようになりました。

 

  • USDTと同額のドルを保有していないのではないか
  • Bitfinexがテザー社からタダでUSDTを入手していたのではないか、それを使ってBTC価格を釣り上げた?
  • テザー社とBitfinexの経営者が同一人物のため、上記の疑惑に拍車をかけた
  • テザー社が監査法人との契約を解除した

 

まず一番大きな問題が、テザー社がUSDTと同数のドルを保有していないのではないか、という疑惑です。

USDTが1ドル固定されているのは、テザー社が発行されたUSDTと同数のドルを保有していることが裏付けですが、そのドルをテザー社が持っていないのではないか、と言われているのです。

 

USDTの担保となるドルを持っていないのであれば、テザーの根幹が揺らぎます。

プルーフオブリザーブもへったくれもありません。

価値のない架空通貨を発行していたことになります。

USDTはビットコインを買い支えているし、もし疑惑が本当であればビットコインにも大打撃を与えるのではないかと言われています。

 

疑惑のテザー砲とは?

テザーは取引量が急激に増え、発行量が約100倍になったことがあります。

つまり、テザーのドル資産も100倍になったということです。

 

あまりに急激にテザー発行量が増えたため、ほんとうはドルを持っていないのにテザーだけどんどん発行しているのじゃないか?と疑われたのです。

これは一部Twitter民などにテザー砲と呼ばれ、ビットコイン価格に大きな影響を与えたと言われています。

 

しかもテザーを取引所Bitfinexへ無償で渡したとか、そのテザーを使ってビットコインの価格操作をしたのではないか、とも言われています。

テザー社とBitfinex社の経営者が同じ人物のため、癒着しているのではないかと余計にその疑惑に拍車をかけています。

 

他にもWells Fargoなどの主要銀行がテザー社と揉める等、色々な事件が起こりました。

テザー社は疑惑を払拭するために第三者機関の監査を受けるべきという論調でしたが、逆に監査法人との契約を解除するなど、ますます疑われるような状況となったのです。

 

さらに2018年1月には米商品先物取引委員会(CFTC)がBitfinexとテザー社に対して召喚状を送付しているとも報道がありました。

 

ちなみにこれらの話は噂レベルであったり、話のソースが確かでなかったり、真偽の程は定かでない場合もあるようです。

 

ドルとペッグされているはずなのに価格が下落

2018年10月、USDTの価格が急落し、0.8ドル台となりました。

これはテザー社の主要取引銀行が債務超過し身売り検討しているとの報道などの影響のようです。

もともとテザー社には様々な嫌疑がかけられていましたから、それも影響してUSDTの価格がさがったとのこと。

 

その後USDTは値を戻し、1ドル付近をキープしています。

 

テザーの会見は行われていない 公聴会での追及もなし

2018年2月に、公聴会でテザー疑惑について議題に上がる、と話題になっていた事はよく覚えている人もいるのではないでしょうか。

 

この公聴会で疑惑にメスが入るとか、テザーの問題が明るみとなり仮想通貨全体へ大打撃を与えるのではないかなど、日本でもTwitterを中心に話題になっていました。

 

情報も錯綜しており、テザー社が会見をするとか、色々なことが言われていましたが、実際には公聴会でテザーに言及されることもありませんでしたし、テザー社が会見を開くこともありませんでした。

 

この時話題になっていた公聴会はこれです。

Virtual Currencies: The Oversight Role of the U.S. Securities and Exchange Commission and the U.S. Commodity Futures Trading Commission
(「仮想通貨:米証券取引委員会(SEC)および米商品先物取引委員会(CFTC)の監督としての役割」)

 

この結果を受けて、「肩透かし」「問題を先送りしただけ」とか、逆に「USDTの疑惑はFUDで、何の問題もないんじゃないの?」など、ポジティブとネガティブが入り混じった発言が各所で飛び交っていました。

(※FUD=不安/Fear、不確実/Uncertainty、不信/Doubt の頭文字。競合相手の不安感を煽るマーケティング手法。要はディスって落とすってことですね。)

 

ただ、大きな爆弾を抱えたままこの先どうなるのか、という不安はみんな持っていたように思います。

 

テザー問題はいつ解決するの?

テザーの疑惑は未だ晴れていません。

 

この問題はテザー社が本当にUSDTの発行量と同等のドルを保有しているか、ここがはっきりすればかなりの部分が解決する問題ですが、なかなか難しいようです。

 

いくらテザー社が「ウチはドルをちゃんと持ってるよ」と言ったところで100%の信用とはなりません。

権威のある第三者外部機関の監査が必要です。

 

しかし、アメリカの権威のある監査法人は、仮想通貨関連企業を監査することに二の足を踏んでいるとの報道もあり、監査の実施自体が難しいようです。

「(アメリカの)四大監査法人は、そのようなレベルのリスクは受け入れ難いとみなされている」ため、「結論から言うと、監査を受けることができない」と、テザー社の置かれた状況に対するジレンマを語りました。

テザー財政審査結果『流通量を上回る裏付け資金』と公表|正式な監査は依然として必要
引用:コインポスト

 

ちなみに4大監査事務所はこちら

  • アーンスト&ヤング (Ernst & Young) – 略称:EY 本部:ロンドン
  • デロイト トウシュ トーマツ (Deloitte Touche Tohmatsu) – 略称:DTT, Deloitte. 本部:ニューヨーク
  • KPMG (KPMG) – 本部:アムステルダム
  • プライスウォーターハウスクーパース (PricewaterhouseCoopers) – 略称:PwC 本部:ロンドン

出典:Wikipedia – 4大会計(監査)事務所

 

なお、法律事務所フリー・スポーキン&サリバン(FSS)の調査では、テザー社はテザー発行量と同等のドルを保有している、と認められたようです。

ただしFSSは監査法人ではないため、正式な調査では無いとの事です。

「十分なドル資金あり」テザーの主張を立証も「正式な監査ではない」
出典:コインテレグラフ

 

2018年11月には、テザー社がバハマのDeltec Bankと提携したと発表し、テザー社のドル資産の裏付けも取れたとのDeltec Bankの書面も公表されました。

しかしこれも正式な監査では無いようです。(リンク先にDeltec Bankの書面あり)

 

そして先月2018年12月、経済・金融情報の配信事業などを手掛けるブルームバーグが、USDT発行量と同等のドル資産をテザー社が有していることを確認できた、と報道しています。

Crypto-Mystery Clues Suggest Tether Has the Billions It Promised

出典:ブルームバーグ

 

これまで散々テザーの疑惑を報道してきたブルームバーグですが、ここにきて独自調査によりテザーの潔白を証明するような報道を出してきました。

ただし、ブルームバーグも監査法人ではありませんので、この報道により完全にテザー疑惑が解消された訳ではありません。

火種はくすぶり続けています。

 

USDTのドミナンスが減少

そしてここにきてUSDTのドミナンスが減少しているとの報道が。

ドミナンスとはシェアのことです。

 

USDTのシェアが他のステーブルコインに奪われているとのこと。

2018年10月23日 米ドルに連動すると主張するステーブルコイン・テザー(USDT)のドミナンス(市場占有率)が急激に減少している。
これまでNo1ステーブルコインとして圧倒的な地位を築いてきたテザーだが、最近の信用不安から、その地位が脅かされていることがデータからも明らかになった。

https://www.mag2.com/p/money/599308
引用:MONEY VOICE

 

下記のような報道もあり、市場ではテザーのドミナンスが更に下がっていると思われます。

仮想通貨テザー(USDT)が24日、「かなりの量の」テザーを買い戻すと同時に保有するトレジャリー(金庫)ウォレットから5億USDT(約490億円)を「破壊する」と発表した。
理由は明らかになっていないが、最近テザーをめぐっては信用問題が報じられていた。

https://jp.cointelegraph.com/news/tether-redeems-and-burns-more-than-half-of-usdt-in-circulation
引用:コインテレグラフ

 

テザー疑惑がじわじわとUSDTのドミナンスを落とす原因になっているようです。

 

USDT以外のステーブルコイン

ちなみにUSDT以外にもステーブルコインは発行されています。

 

主なものを簡単に紹介します。

 

ジェミニドル(GUSD)

仮想通貨取引所ジェミニ・トラスト・カンパニーを運営することで有名な、ウィンクルボス兄弟によるステーブルコイン。

1USD=1GUSDのドルにペッグされたコインです。

イーサリアムERC-20ベースのトークンで、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の承認を取得。

保有資産については監査が毎月実施されるとのこと。

USDTの弱点である透明性を高めようとしているのがみてとれますね。

 

バクソス/Paxos Standard Token (PAX)

これもUSドルペッグのステーブルコイン。

イーサリアムERC-20ベースのトークン。

パクソス・トラストカンパニーが発行。

ニューヨーク州金融サービス局により承認されています。

 

TrueUSD (TUSD)

こちらもUSドルとのペッグ通貨。

複数の信託会社の銀行口座にUSドルを保管。

口座の保有資産は第三者の会計士により毎月証明書が発行されます。

発行元はTrustTokenで、イーサリアムERC-20ベースのトークン。

 

USDコイン/USD Coin (USDC)

USドルとペッグ。

サークル・インターネット・ファイナンシャル社が開発。

「センター(Centre)」という管理母体がUSDコインを管理するとのことです。

サークル・インターネット・ファイナンシャルにはゴールドマンサックスが出資しています。

また、サークル・インターネット・ファイナンシャルは仮想通貨取引所ポロニエックスを保有しています。

こちらもERC20トークン。

 

ちなみに上記4銘柄はすべて2018年12月よりBitfinexで取り扱いが開始されています。

テザーと関係の深いBitfinexが、テザー以外のステーブルコイン取引を開始するとは、どのような狙いがあるのでしょうね。

 

日本円にペッグされたステーブルコインは?

この記事ではドルにペッグされたテザーの最新情報をお伝えしましたが、ここにきて円にペッグされた仮想通貨の発行も話題になってきました。

 

GMOインターネットは、円ペッグのステーブルコイン「GMO Japanese Yen(GYEN)」を2019年に発行を目指しています。

 

三菱UFJ銀行は2018年、「MUFG COIN」という名称でデジタル通貨を発行しており、行内でテストを実施していると報道されています。

なお三菱UFJ銀行は先日、この通貨の名称を「coin(コイン)」に変更することを発表しました。

 

みずほファイナンシャルグループも「(仮)Jコイン」を開発しています。

 

円ペッグの仮想通貨が発行されれば、仮想通貨取引がよりやりやすくなる事が想定されます。

非常に楽しみですね。

 

ここでは簡単に紹介しましたが、詳細をまた別の機会に記事にしたいと思います。

 

 

まとめ

今回、テザー疑惑についてお伝えしましたが、テザーの疑惑はまだ解消されていません。

 

テザーの弱点である不透明性が改善されていないため、そこを突いた(改善した)その他のステーブルコインが台頭してきました。

 

テザーはこのままの状態であれば他のステーブルコインに取って変わられる可能性があります。

発行量が非常に多いため、すぐにシェアをひっくり返される事はないでしょう。

 

直近ではテザーの取引量も増加しています。

ただ、これは下落相場でステーブルコインというもの自体に価値を見出されているように思います。

テザーがメジャーコインであり、その他のステーブルコインがまだ広く認知/信用されていないだけ。

 

しっかりした経営母体の企業が発行する、透明性と信頼性の高いステーブルコインが着実に実績を増やしていけば、将来的にテザーに取って代わることも十分考えられます。

ただ、仮にテザーがトップの地位から落ちても、法定通貨の使い勝手がイマイチである以上、ステーブルコインはこれからも重要な仮想通貨として使われていくでしょう。

 

そしてこの先、日本でもステーブルコインの発行が予定されています。

それらがどのように市場に影響するのか、仮想通貨の未来にどのように貢献するのか、非常に楽しみですね。