CoinGateコインゲートでXRP(リップル)の決済サービスを提供開始!

 

さあ、みなさん大好きXRP(リップル)の新たな情報が入ってきました!

CoinGate(コインゲート)という仮想通貨の決済サービスを提供している会社があるのですが、その会社の決済サービスで利用可能な仮想通貨にXRPが追加されましたので、詳細をお伝えします!

 

CoinGate(コインゲート)とは? 仮想通貨決済サービスでライトニングネットワークのマイクロペイメントも

CoinGate(コインゲート)はバルト三国のリトアニア共和国に本拠地をおく、仮想通貨関連企業です。

 

コインゲート社ウェブサイト
https://coingate.com/

 

画像引用:コインゲート社HP https://coingate.com/

 

日本にもCoingate株式会社という同名の会社がありますが、全く別の会社です。

 

リトアニアのコインゲート社は、仮想通貨の決済サービスを提供している企業で、4500以上の加盟店(オンラインショップ)と提携しています。

加盟店の取り扱い品目はオンラインゲームや音楽イベント、レストラン、食品などのショップなど多岐にわたっています。

 

コインゲート社はeコマースプラットフォーム「PrestaShop」を利用し、決済サービスを提供。

PrestaShopはフランスのパリに本社があります。

このプラットフォームを利用してEU圏の加盟店に決済サービスを提供していて、コインゲートがサポートする仮想通貨は50種類以上あるそうです。

 

コインゲートのCEOは Dmitrijus Borisenka氏。

Linked inのプロフィールはこちら

 

 

社員は約20名。

会社の場所はリトアニアの首都ヴィリニュスにあります。

 

サービスは順調に稼働しており、2018年は30万件近くの加盟店での支払い処理を行ったとのこと。

1日で約1000件の支払い処理が7万人以上のユーザーにより行われていて、支払いのほとんどはビットコインですが、ライトコインLTCやイーサリアムETHの支払い処理も15000件以上あります。

 

さらに、2018年9月には全ての小売店でのビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network)での支払いを可能としました。

 

画像引用:A year in review: achievements, milestones and the future – コインゲートブログ

 

マイクロペイメントと呼ばれる小額決済事業にも本格的に取り組んでいて、ビットコインだけでなく、ライトコインでのライトニングネットワーク利用も検討しています。

 

 

ちなみに、コインゲートでは仮想通貨の販売も行っており、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、XRPをクレジットカード購入できます。

 

加盟店での決済にXRP(リップル)を採用

2019年2月、コインゲートは加盟小売店でXRP(リップル)が決済手段として使用できるようになったと発表しました。

画像引用:コインゲート社ブログ

 

これにより、提携している4500以上のオンラインショップでXRPで決済が可能となります。

 

(注記※日本では仮想通貨を使用した商品購入は現状課税対象)

 

コインゲート社はXRPを利用する利点として、決済スピードが4秒であること、1秒間に1500の取引が可能、という性能面が理由の一つ。

更にもっとも重要な理由として、手数料が0.00001と安いことを挙げています。

 

なお、加盟小売店は顧客から支払いで受け取ったXRPをそのまま保持するか、もしくはユーロ、ビットコイン、イーサリアムのいずれかで決済するかを選択できるとのこと。

 

決済手段としてXPRが利用されるということで、また一つリップルが基盤を固めつつありますね。

 

リトアニアでの仮想通貨の扱いは?ブロックチェーン導入に積極的

リトアニアは国としてブロックチェーン技術の導入に積極的です。

政府主導で仮想通貨やブロックチェーンのベンチャー企業を積極的に受け入れる政策をとっていて、仮想通貨が盛り上がっているとのこと。

 

この仮想通貨優遇政策が功を奏し、リトアニア経済は他のヨーロッパの国々よりも経済成長率が高いとの報道もあります。

 

その中でも注目は、中央銀行であるリトアニア銀行が、LBChainという技術的なサンドボックスのプラットフォーム提供を2019年に予定していることです。

このサンドボックス技術を利用して、企業はブロックチェーン技術開発のテストができるのです。

 

ちなみに日本でもサンドボックスは制度として開始されていて、2019年2月現在、3社がこの制度の利用を承認されています。

そのうち一つは仮想通貨関連企業のデジタルガレージの実験です。

 

 

サンドボックス制度 – コトバンク

 

 

仮想通貨関連で承認されたサンドボックス制度

Crypto Garage、ブロックチェーンならびに金融分野第1号となる規制のサンドボックス制度の認定を取得

デジタルガレージ – プレスリリース

 

 

リトアニアも国の中央銀行がこのような技術的なプラットフォームを提供するということで、実際に仮想通貨及びブロックチェーン技術に力を入れていることがわかりますね。

(日本もサンドボックス制度に仮想通貨関連企業が選ばれましたので、仮想通貨関連に力を入れたいとの思惑は見られますね)

 

さらに2018年の1月には首都ヴィリニュス(Vilnius)にBlockchain Centre Vilnius(ブロックチェーンセンター ビリニュス)を開設しました。

このセンターはブロックチェーンスタートアップのためのシェアオフィスの役割と、ブロックチェーン技術の発展を目指しています。

 

ブロックチェーンセンターは、オーストラリアのメルボルンと中国の上海にもあり、ヴィリニュスのblockchain centreと連携していくとのこと。

 

 

なおブロックチェーンセンターとコインゲートは徒歩15分程度の場所にあります。

 

リトアニアは政府として以前からICT(情報通信技術)に注力している上、ヨーロッパのフィンテックハブとなることも目標としていますので、その流れでブロックチェーン技術にも相当力を入れているようです。

 

XRP(リップル)の価格に影響は?

決済サービスの決済用通貨として採用されたからと言っても、これが直ちにXRP(リップル)の市場価格に影響はしないでしょう。

元々XRP(リップル)はファンダメンタル的に好材料が出ても価格に影響が出にくいですし、リトアニアの一企業の決済サービスに加えられたからといって、価格上昇に期待できるほどの大きな動きとは思えません。

 

しかし、このように着実に実需の一つとしてカウントされていくことは、将来の飛躍に向けての一歩となる可能性はあります。

リップルだけでなく、今後仮想通貨がどのように使われるのか、残っていくのかはまだわかりませんが、このように少しずつ浸透していっていることは確かです。

 

仮想通貨やブロックチェーンが起こす未来の技術発展にこれからも注目していきましょう。