こんにちは。先週の金曜日は夕方からクレームが3件続いてぐったりしてました。
メーカー営業マンの佐藤です。
なんとか乗り切りましたので、ブログのほうも張り切っていきましょう!
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ビットコイン/仮想通貨の保管場所は?
今日は仮想通貨投資の初心者のみなさんに、
仮想通貨の保管方法には、どういうものがあるかお伝えしましょう。
営業マンなら、
契約書は会社の所定の管理場所に保管、
回収した手形は経理課に、
自分の給料は銀行に預けておけばいいですが、
仮想通貨はそうかんたんにはいきません。
保管方法の種類はどんなものがあるのか
ざっと保管方法をあげてみると、、、
①オンラインの取引所に保管
②オンラインのウォレットに保管
③自分のパソコンへ保管
④自分のスマホへ保管
⑤専用のハードウェアウォレットへ保管
⑥紙へ保管
色々あります。
①②はネット上、③④⑤は自分の持っている端末(ハード)への保管ですね。
⑥は紙です、ペーパーです。
どれも一長一短があります
しかーし!
それぞれにメリットとデメリットがありまして、
それぞれの保管方法をざっくり簡単にですが説明していきます。
①オンラインの取引所に保管
これはビットコイン取引所のコインチェックやzaif、bitFlyerへ保管しておく方法です。
お金を入金して、ビットコインを購入し、そのまま取引所に置いておく、ということです。
ビットコインを購入すれば取引所はしょっちゅうログインすることになりますし、
そこに保管しておけば、手間という部分では非常にラクです。
ただし、取引所は常にハッカーのハッキングに狙われています。
実際にハッキングでの盗難の報告がいくつもあがっています。
少額しか置いておかないとか、デイトレード的にしょっちゅう取引する、
ということでなければオススメできない方法になります。
二重認証の設定は必須
どうしても保管しておく場合は、二重認証は絶対に設定してください。
ハッキングが難しくなることはもちろんですが、
例えば、コインチェックでは二重認証設定してある前提で、
100万円までは不正ログインによる損失の補償がされています。
以下、コインチェックのプレスリリースです。
ユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失補償」
当社は、運営する仮想通貨取引所「Coincheck」にて二段階認証を設定しているユーザーアカウントを対象に不正ログインされたことによって被る損害を補償いたします。ユーザーは、二段階認証の設定をすることにより不正ログインによる被害の可能性を未然に防ぐとともに、万が一不正ログインによる被害が発生した場合においても、コインチェックによる補償を受けることが可能です。
補償対象は、「Coincheck」のユーザーアカウントに不正ログインされたことによってユーザーが被る、いわゆる「なりすまし」による損害です。なりすましによる損害については、1回の請求で最大100万円を補償額と致します。
倒産リスクまでも考慮した上で、100万円までならコインチェックへ置いておく、
というのも1つの考え方ですね。
何かあった場合はあくまで自己責任ですが。
②オンラインのウォレットに保管
こちらもネット上の保管になりますが、
取引所と違い、インターネット上に専用のウォレットサイトがあり、
そこにウォレットを開設して保管する方法です。
こちらもオンライン上ですぐアクセスできますから手軽感はありますが、
問題はセキュリティです。
インターネットで誰でもいつでもサイトにアクセス出来ますので、
ハッカーが狙いやすく、ハッキングの恐れがあります。
さらには、そのサイトの信頼性をどう見極めるのか、という問題もあり、
それを個人が判断するには非常にハードルが高いです。
③自分のパソコンへ保管
自分のパソコンに保管する方法もあり、専用のアプリケーションがあります。
ビットコインの場合、おおまかには、
・ブロックチェーンの記録を全てダウンロードするタイプ
・一部のブロックチェーンの記録のみダウンロードする簡易タイプ
があります
全ての記録をダウンロードするタイプは、
数十〜数百GBのデータダウンロードが必要で、相当時間がかかりますし、
知識の乏しい一般の人が使用するにはあまり現実的ではありません。
なお、オフライン状態で使用するPCを用意すれば
オンラインの攻撃リスクは減らせますが、
通常みなさんのパソコンは常時インターネットに接続しているでしょうから、
ウイルスなどの攻撃による盗難のリスクにさらされます。
さらには、パソコン自体が盗難されるとか、故障するリスクもあります。
④自分のスマホへ保管
専用のウォレットアプリがありますので、そのアプリを使います。
スマートフォンで手軽に持ち運べますが、
盗難リスクや、故障リスクもパソコン同様にあります。
今後ビットコインなど仮想通貨の支払いが一般的になれば、
もっとも使われる方式になるでしょう。
アプリの安定性や、定期的にアップデートされるか(=アプリ提供元の信頼性)なども
気になる点ではあります。
⑤専用のハードウォレット(物理端末)へ保管
これはTrezorやLedger Nano Sといった、
物理的な端末に保管する方法です。
インターネットに常時接続しない専用の端末になりますので、
セキュリティは高いですが、端末代もそこそこ高いです。
使い勝手としては気軽にコインを出し入れできるようなものではありませんので、
中長期保管に向いていると言えるでしょう。
盗難・紛失・故障の可能性がデメリットですが、
リカバリワードで復旧ができますので、その管理ができれば安全性は非常に高いと言えるでしょう。
ただ、少しマニア向けというか、
こういったハードウェアにある程度強い人じゃないと、使いにくいでしょう。
ファームウェアのアップデートも必要ですので、
「ファームウェア?なんじゃそりゃ」っていうような人にはあまりオススメできません。
⑥紙へ保管
秘密鍵(仮想通貨のパスワードのようなもの)をプリントして、
紙で保管する方法です。
アナログ的な管理方法になりますが、紙の管理さえしっかりしていれば
最も安全性の高い方法と思えます。
利便性の悪さで基本的には長期保管向けの方法ですが、
印刷したインクが消えてしまうとか、紙が劣化するとか、 そういうリスクはあります。
個人的に気になるのは、プリンタと紙のクオリティが低い場合に、インクがにじんでしまって
QRコードがうまく読み取れないとか、ありそうな気もします。
何かの拍子に濡れてしまって、インクがにじんでダメになるとかもありそう。。。
一番の懸念はハッキングによる盗難
仮想通貨を失う可能性として、大きく分けると下記の二つになります。
・盗難
・自己管理の悪さによる紛失、処理ミス
自己管理の悪さでの喪失は諦めるとして、盗難によるものは心象的に絶対避けたいところです。
現状、盗難リスクが一番高いのはハッキングによるもので、
その被害を受けにくいのは、オンラインから切り離されたものへの保管ですので、
取引所に預ける、オンラインのウェブウォレットに保管、というのは やめておくのが賢明です。
仮想通貨の安心/かんたんな保管方法はありません!
こうしてまとめてみると、
やはり、一般的なライトユーザー向けには
仮想通貨の安心/かんたんな保管方法が確立されていませんね。
・利便性がよいとセキュリティが低い
・セキュリティが高いと利便性が低い
これが現状です。
仮想通貨普及のために、安心/かんたんな保管方法の確立は必須
今はまだ仮想通貨は決済としての使用は限定的ですし、
投資対象としてもリスクが高い上に、保管も難しいです。
もっともっと仮想通貨決済や投資が一般的になって普及し、
みんなが使うようにならないと、
利便性もセキュリティも高い保管方法は出てこないでしょう。
Suicaのように、カードでピッと支払いできて、
さらにセキュリティも高い保管方法が出てくれば、
一般利用のハードルも下がり、もっと仮想通貨が利用されていくかもしれないですね。