iMacで光デジタル出力ができる! 光デジタルケーブルとDACを使ってオーディオ出力

(2019/3/8更新)

記事が古くなり、一部の記載やリンクが現状にそぐわなくなりましたので、訂正/追記しています。

 

 

みなさん、音楽ライフ捗ってますかー?

 

最近はiPhoneやスマホで音楽聴けば十分だ、という人が多いみたいですね。

イヤフォンとかヘッドフォンでしか音楽聴かないし、とか。

家で聴くときもPCの内臓スピーカーで聴いてるとか、iPhone内臓スピーカーで聴いてる、とか。

 

でも私みたいな音楽好きのアラフォー人間は、それじゃダメなんですよねー。

昔は日本のほぼ100%の自分ちのオヤジが、そこそこのコンポやステレオのセットを持ってた世代としては、音楽はやっぱりある程度いい音で聴きたい

できればちゃんとしたステレオのセットとスピーカーで聴きたい。

 

でも最近はCDも買わないし、プレーヤーも無いし、そもそも音楽はMacに保存したMP3やAACだし、って人いますよね?

 

そういう人ってMacにUSB-DAC繋いで、そこそこのスピーカー繋いで、みたいな感じで音楽聴いてると思います。

USB-DACにはその名の通り、USBケーブルを接続していると思うんですが、Macからなら光デジタルケーブルでも接続できるって知ってました?

 

光デジタルケーブルを使えば設定不要でMacから光デジタル出力ができる

私も最初はUSBケーブルでMacとUSB-DACを接続をしていたのですが、少し問題がありました。

そこで、Macからの音声出力でUSB以外のデジタル出力ができないかなーと思って調べたところ、光デジタルケーブルで光デジタル出力も可能だったんです。

 

光デジタルケーブルでの接続方法は?

 

これは我が家のiMacですが、裏側に3.5㎜のヘッドフォンジャックがあります。

ここに光デジタルケーブルを接続するだけです。

 

このヘッドフォンジャックが光デジタル出力に対応しています。

 

こういうケーブルでOK。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00T8HWUVS/ref=psdc_3478011_t2_B01CRZ11IA

 

DAC側はOpticalの光デジタル入力「Digital in」(角型)を備えたものである必要があります。

こんな機種とかですね。

https://teac.jp/jp/product/ai-503/feature

 

Mac側はジャックを差し込むだけで、勝手に光デジタル出力として認識してくれますので、超簡単。

特に設定は不要です。

 

ただし、後述しますが、光デジタル出力に対応しているMacは限られています。

 

iMac(2012-2015)の光デジタル出力仕様

ちょっと古いですが、私が使っているiMac (Late 2012)を参考に、光デジタル出力の仕様を見ていきましょう。

 

Apple公式HPのiMac (2012 〜 2015)仕様を引用します。

iMac コンピュータ (2012 〜 2015 年発売)
3.5 mm ヘッドフォンジャック:S/PDIF 光デジタル出力
外部のコンビネーションオーディオポートで S/PDIF 光デジタル出力デバイスが検出されたときは、S/PDIF 光デジタル出力が自動的に選択されます。

ジャックタイプ:3.5 mm (1/8 インチ) ステレオコンボ
デジタルオーディオの S/N 比 (Signal-to-Noise Ratio:SNR):>130 dB
デジタルオーディオの全高調波ひずみ + ノイズ (THD+N):<-130 dB (0.00003%)

光ケーブルを差し込むと自動的にデジタル出力になる仕様です。

 

メリットとして、光デジタル接続することで、S/N比が向上します。

S/N比は信号(signal)と雑音(noise)の比率でdBで表されます。

この数値が高いほど雑音がないクリアな音になります。

 

iMac技術仕様ではアナログ接続:90dBに対して、デジタル接続:130dBとなり、約45%高い数値となっています。

 

光デジタル出力可能な現行MacはMac Proのみ!

ただ、残念ながら最新の新しいMacでは光デジタル出力ができないものがほとんどです。

 

現行モデルで光デジタル出力できるMacは以下になります。

 

なんとこれだけ!!

Mac Pro以外の最新のMacは光デジタル出力に非対応です。

 

最新のMacBook、iMac、iMac Pro、Mac miniにおいて全て光デジタル出力に対応しておらず、アナログ出力となります。

つまり、最新のMacでは光デジタル音声出力は廃止されているということになります。

 

現状Mac Proがサポートされてはいますが、これはただ単にMac Proが2013年リリースで古いまま新しく更新されていないだけ、という状況ですね。

 

この流れでは、もし新たにMac Proがバージョンアップされ発売されるとしたら、確実にデジタル出力は廃止されますね。

 

どうしても有線接続で光デジタル出力がサポートされたMacが欲しい人は、Mac Proを買いに走れ!!

 

光デジタル出力できるMac一覧/音が出ないのは非対応機種だから

MacBook12インチなんかはインターフェースが非常に簡略化されており、USB-Cしか無いなど、appleとしては「もうケーブルなんか繋がないように」っていうスタンスですから、デジタルで音楽聴きたいなら、AirPlayで電波飛ばせよ、ってことなんでしょうね。

 

でも私のようなアラフォー世代はまだまだ有線接続したい人がいそう。

対応Macを持っていない人は中古でMacを探すしかないですね。

 

現行機種ではありませんが、Macで光デジタル音声出力対応できる一番新しいタイプは、下記の通り。

 

光デジタルケーブルを繋いでも音が出ないのは、非対応Macと思いますので、下記から確認してみてください。

iMac2017や Mac mini2018も MacBook Airも 光デジタル出力ができない

当然ながら、iMac Pro (2017)やiMac (2017)は光デジタル出力ができませんね。

MacBook Airは元々対応していないようで、現行機種もやっぱりダメ。

 

ちなみに、自分の使っているMacのスペックを確認したい人の為に、apple公式ページへのリンクを並べました。

下記リンクからそれぞれのページに飛んで、モデル名(「iMac (21.5-inch, 2017)」など」をクリックすると、詳細仕様ページが見られます。

 

オーディオの項目に、「光デジタルオーディオ出力」、「デジタル出力をサポート」、もしくはただ単に「デジタル」と記載があるMacは光デジタル出力をサポートしています。

記載が無いMacは光デジタル出力に非対応。

残念ですが。

 

iMacにUSBでスピーカー接続!高音質で音楽ライフ!!

MacとUSB-DACをUSBケーブル接続するデメリット

私が光デジタル出力を使うようになったきっかけは、USB接続でスピーカーから音が出なくなったことです。

MacのOSをEl Capitan(2015年リリース)にアップグレードしたら、音が出なくなってしまいました。

 

多分USB-DACのドライバがEl Capitanに対応してなかったと思われます。

USB-DACはもう生産中止になっていて、ドライバも更新されませんので、もうアウトです。

そのほかにも、

  • たまに接続が不安定になる
  • iTunesの更新の時にも問題が出ることがある

 

ちょいちょいこのような問題が起きていました。

その内、最終的にOSの更新にDACのドライバアップデートがついていかなくなり、アウトとなったようです。

(※現在はUSB Audio Class 2.0対応機器のUSB-DACであればドライバは不要のようですが、我が家のDACはUSB Audio Class 2.0未対応。。。)

 

光デジタルケーブルの光デジタル出力で音質が向上

 

私の場合、目的がUSB接続で音がでない事を解消するだけのつもりだったので、全く不意打ちだったのですが、出てきた音がすごくキレイでびっくりしました。

 

私はオーディオマニアではなく、ちょっと音楽が好きでちょっといい音で音楽を聴きたいだけのライト層なので技術的な理由はわからないですし、たまたま我が家の機器構成の場合そうなっただけなのかもしれませんが、とにかく音質は上がったと感じています。

 

ただしデメリットもあります。

常時ヘッドフォン出力に接続していることになるので、DACの電源がOFFだとiMacから音が出せません。

通知音など重要視されている人は、常にDACの電源をONにしておく必要がありますね

 

余談ですが、私はBitperfectという音質向上アプリも併用してます。

こんなのも導入して色々いじってみると楽しいですよ。

 

光デジタルケーブル接続のまとめ

現行はMac Pro、それ以外は旧機種に限られますが、Macで光デジタル出力は可能です。

 

対応Macを使っている人は光デジタルケーブル1本差し込むだけで簡単にデジタル出力可能ですので、是非試してみてください。

音質がいいことは間違いないと思います。

 

しかしこんなことを言っていてなんですが、USB Audio Class 2.0対応機器のUSB-DACが多数ある今、あまり光デジタルケーブル接続の意味はないかもしれません。

USB接続と光デジタル接続で音質にあまり違いはないと言及している方もいます。

 

しかし、ケーブル接続にこだわりのある方も多いとは思いますが、一般的にはどんどんワイヤレスへ移行していくでしょう。

実際にワイヤレスのBluetooth接続のイヤホンが爆発的に売れていますよね。

ユーザーもワイヤレスを志向していってます。

 

私もiMacでは光デジタルケーブル接続をしていますが、どちらかと言えばワイヤレス推奨派、ごてごてした邪魔なケーブル類は排除して、携帯性、使い勝手を優先したい人間です。

AirPlay対応製品もどんどん出ていますので、どんどんワイヤレス化が推進されるでしょうね。

 

ただし余談ですが、AirPlayには弱点があります。

音量レベルがiTunesと自動で同期されることです。

 

私はよく、音量が大きくなっていることに気づかずに爆音で音楽が流れることがよくありました。

今はビビリすぎてまず音量をチェック、iTunesの音量を最小に、DACの音量も最小にしてから再生します。

これはiPhoneやiPadのmusicアプリ経由でも同様で、よく爆音で再生がはじまりびっくりしていました。

日中ならまだマシですが、夜間に爆音は心臓に悪い。。。

 

このように気を使わなければならないAirPlayがめんどくさくなって、今は使っていません。

私のようなライト層にはこの仕様は不便で使い勝手が悪いです。

 

些細なことですが、このようなこともありつつ、更にはiMacは据え置きでDACと常時有線接続のため、立ち上げ時にいちいち接続を確認しなくてもいい、というメリットもあるので、実は使い勝手がいい面もあります。

どれがいい、ということではなく、光ケーブルもぜひ選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

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