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仮想通貨で稼ぎたい人はどうするべきか
この記事をご覧の方は当然、仮想通貨で稼ぎたいと思っているでしょう。
このご時世、給料が多いとは言えないし、小遣いも少ない。
家のローンもあるし、中々自由になるお金がない。
できれば数十万稼いでほしいものを買いたい、あわよくば大儲けして一攫千金を狙いたい、なんて思っているのではないでしょうか。
私もそうでした。
しかし、私のように会社員で日中は長時間労働、土日祝日も出勤したりする30代~40代の中堅サラリーマン、特にブラック気味の会社で働くサラリーマンは仕事が大変で、なかなか仮想通貨でトレードする時間も取れないと思います。
平日はへとへとで家に帰りご飯とお風呂で寝るだけ、休みの日も家族サービスで中々時間が取れない、という人は多いのではないでしょうか。
そんな人が仮想通貨で稼ぐにはどういう方法をとったらいいか、そもそもまだ仮想通貨で稼ぐことは可能なのか、みていきましょう。
仮想通貨でまだ稼げるの?仮想通貨は終わった?メリットはない?
仮想通貨バブルがはじけた今、巷では「仮想通貨は終わった」とか「仮想通貨で大損した」、「仮想通貨に手を出すと損をする」など、ネガティブな発言が大勢を占めているようです。
そんな中、仮想通貨で稼ぐにはどうしたらいいでしょうか。
もう稼ぐことはできないのでしょうか。
確かにバブルは崩壊しました。
2017年年末から、2018年年初にかけて仮想通貨でバブルが発生し、ビットコインからアルトコイン、果ては草コインと呼ばれるものまで、何でもかんでも暴騰する状況でした。
しかしその後バブルは崩壊し、一時220万円まで値を上げたビットコインは、2018年12月末現在、約40万円まで値を下げています。
2018年年初に仮想通貨を購入した人はまさに天国から地獄、2018年は年間を通して仮想通貨の価値は下落傾向でした。
そんな中でもまだ仮想通貨で稼ぐ事は可能でしょうか。
仮想通貨は終わってしまったのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
そもそも私は仮想通貨はまだ始まってもいないと思っていますし、まだ稼ぐ事は可能と思っています。
仮想通貨が盛り上がった理由
そもそもなぜ仮想通貨が盛り上がったのでしょうか。
一番大きな理由は、億り人などが話題となり、仮想通貨は儲かる!というイメージが先行したことですね。
そこにコインチェックなどが印象的なCMをバンバン打ち、一般の人達への認知度が上がり、バブルが発生しました。
私の友人も何人かビットコインやモナ、リップルを購入していました。
おおまかにはこのような理由ですが、他にも理由はあります。
仮想通貨トレードは参加のハードルが低い
一つには仮想通貨はトレードに参加するためのハードルが低いからです。
株は1株購入するにも、ある程度のまとまった資金がいります。
しかし仮想通貨であれば、100円や1000円など少額でも購入が可能です。
少ない資金でも取引に参加ができるから、仮想通貨は簡単に参入でき、盛り上がりました。
取引所の口座開設もある程度の手間がかかりますが、難しいものではありません。
そのため、仮想通貨のトレードに参加している人の年齢は、株取引をしている人の年齢より年齢層が低いと言われています。
2017年11月あたりから仮想通貨取引所のCMがバンバンテレビで放映されるなど、色々な条件が重なり、バブルが始まりました。
コインチェックやビットフライヤー、Zaifなどの取引所の開設口座数も一気に跳ね上がりました。
仮想通貨はボラティリティが大きい
さらに仮想通貨がここまで盛り上がった理由の一つは、価格の変動が激しく、場合によっては1日で倍の価格になるなど、ボラティリティが非常に大きいことも話題となり、人々を惹きつけたからです。
ビットコインはお金じゃないの?日本円との違いは?なぜ価値が上下するの?
今年は年間を通して下落基調ですので仮想通貨取引は相当下火になった印象ですが、ボラティリティの高さは相変わらずです。
このボラティリティの高さでまだまだ仮想通貨は稼ぎやすいと思われます。
仮想通貨トレードは時間を選ばない
仮想通貨トレードが人気の理由はもう一つあります。
それは仮想通貨取引は365日24時間可能ということです。
株取引の場合は、東京証券取引所であれば基本的には平日の9:00から15:00までの間ですので、日中働いているサラリーマンがリアルタイムで取引を行うのは非常に難しいですね。
仮想通貨であれば土日も売買できるし、夜間もトレードが可能。
リアルタイム取引が非常にしやすい、というのも手を出しやすい理由ではないでしょうか。
仮想通貨で稼ぐための具体的な方法は?
ではどのような方法で稼いだらいいのでしょうか。
仮想通貨を利用し、利益を得る方法はいくつかありますので、主なものをまず紹介します。
現物取引
一番一般的で、簡単な方法がこれです。
私がオススメする方法も現物取引になります。
ビットコインやアルトコインなどを販売所や取引所で購入し、購入価格より価値が上回った段階で売却、売却益を得る方法です。
基本的には中長期での保有、売買が中心になるかと思いますが、短期売買も当然可能です。
中長期保有であれば、日々のチャートの値動きにそれほど囚われる必要はなく、あまり時間も取られません。
逆に短期売買で利益を上げたい場合は、チャートに張り付く必要がありますし、専門的なテクニカル分析やファンダメンタルなど詳細な知識も必要となってくるでしょう。
短期売買の場合は、手数料も大きな問題となってきます。
その他デメリットとしては、当たり前ですが、購入時点より価格が上がった時に売却しないと利益が出ない事ですね。
ショート(空売り)できないので、2018年のような下落基調の相場では利益を出すのが難しい、ということです。
仮想通貨FX(証拠金取引)
仮想通貨FXでは、レバレッジをかけられます。
預け入れする証拠金の数十倍もの金額の取引をすることが可能です。
そのため、少ない資金で大きなリターンを得られる可能性があります。
逆に失敗した場合は大きな損失を被りますので、仮想通貨FXはハイリスク・ハイリターンな取引方法です。
初心者はまず手を出すべきではありません。
ロスカットをくらい、追証が発生すれば人生を壊すほどの損益を出す可能性があります。
しかも、先にも述べたように、仮想通貨はボラティリティが非常に大きいです。
ちょっと目を離したすきに十数パーセントも価格が下落する可能性もあります。
ツイッターをチェックしていればわかりますが、強制ロスカットをくらい、阿鼻叫喚のツイートをしている人を結構な頻度で見かけます。
FXで生計を立てているようなツイアカの人でさえ、寝ポジしたら一晩で急変動してロスカット食らっただの、怖い話はゴロゴロしています。
チャートに張り付いているような人でさえこのような事が起こるのですから、初心者などはいいカモでしかないでしょう。
しかも、仮想通貨取引所の売買システムはまだまだ不安定と言われています。
チャートの価格がある一定期間だけおかしくなったり、売買自体が上手くできない状態もままあるようです。
そこそこの資金を突っ込んでポジションを取っているときに逆方向にチャートが動き、損切りしたくてもシステムエラーで売買自体ができずロスカット、なんて目も当てられません。
我々忙しいサラリーマンにチャートに張り付く余裕はありません。
仮想通貨FXはやめておきましょう。
ただ、F Xには現物取引にはないメリットもあります。
ショート(空売り)ができることです。
今の下落基調の相場では、ロング(買い)で利益を得ることは難しいですが、ショートできれば利益を出せます。
しかしながら、2018年も振り返った時に「下落相場だった」と結果論でわかるだけですし、短期相場で価格の上下を初心者が見極めることは極めて難しいでしょうから、やはりFXはオススメしません。
どうしてもFXをやりたいのであれば、それなりの知識武装をし、相当のリスクを覚悟してからにしましょう。
マイニング
仮想通貨の売買ではなく、マイニングによって仮想通貨を得ることもできます。
しかし、すでにビットコインのマイニングには素人が手を出せるものではありません。
ビットコインのハッシュレートは非常に高く、個人のパソコンなどではとてもマイニング競争に勝つことはできません。
仮にマイニングに耐えうるパソコンや設備を持っていたとしても、日本では電気代が高すぎてマイニングで得たビットコインの利益よりも、経費の方が高くなり赤字になります。
実際、マイニング事業に乗り出していた日本の企業は撤退に追い込まれています。
・GMOは今回、需要が縮小するマシンの独自開発・販売からの撤退を決定。半導体製造に際しては協力企業に最新鋭の専用ラインを設けるなど、投資が膨らんでいたため、撤退にあたって250億円という手痛い特損を伴った。
・今年2月から金沢で大規模マイニングファームの運用を始めたDMM.comも、同事業から撤退することが東洋経済の取材でわかった。
(出典:東洋経済ONLINE)
マイニングにはクラウドマイニングというものもありますが、詐欺的なものも多いようですし、これもオススメはしません。
NEMのハーベスティング
マイニングとは違いますが、NEMではハーベスティングという方法があります。
これであれば、個人投資家レベルでも利益を得る事が可能です。
POI(プルーフ オブ インポータンス)を採用したNEMでは、NEMを多く保有し、取引を活発にするなど、NEMネットワークの発展に寄与した人にNEMを与える仕組みです。
ただ、これも結局は大量に保有している人が多くの利益を得られる仕組みですので、わずかなお小遣いを投資する程度では報酬は微々たるものでしょう。
ICOでトークンを購入する
ICOに投資して利益を得る方法もあります。
ICOとはイニシャル・コイン・オファリングの略で、株で言うところのIPO(新規公開株)のようなものです。
資金調達したいベンチャー企業などが、新たに独自の仮想通貨トークンを発行し、そのトークンを投資家に購入してもらい、資金調達する方法です。
ただし、ICOのトークン購入者に対して、議決権や配当件は発生しません。
ここが株と異なる点ですね。
ICOのプロジェクトが成功し、トークンの価値が上がれば、投資家はそのトークンの売却益で利益を取れる仕組みです。
ICOは未公開株のようなものなので、上場後にとんでもない価格の上昇をする可能性があるため、投資対象として非常に人気です。
ICOの成功例では、イーサリアムがあります。
仮想通貨のバブルがはじけたあとのこの記事を作成した2019年1月の時点でも、ICO時の価格から270倍の上昇となっています。
もし10万円分購入していたら2700万円になっていますね。
ちなみにICOは乱立状況にあり、非常に多くのプロジェクトがあります。
しかしICOトークンのほとんどが取引所に上場できないと言われています。
取引所に上場できなければ当然一般投資家に売買もされず、価値も上がらないということです。
ICOはその殆どが詐欺ではないかと言う人もおり、実際に全く稼働していないプロジェクトや尻すぼみのプロジェクトが多数あることも事実です。
ICO開始時には非常に魅力的なアピールで出資者を募り、ろくにプロジェクトを動かさずにドロンしてしまう詐欺的なプロジェクトもある、ということです。
当然真摯にプロジェクトを稼働しているものもあるでしょうが、玉石混淆の中からイーサリアムのような当たりを引くには相当の知識、リサーチが必要です。
ほとんどが英語で書かれているホワイトペーパーの読み込みも必要です。(ホワイトペーパー自体が信用ならないケースも多々ありますが。。。)
以上のことから、どうしてもICOに投資してみたい場合は小額に抑え、無くなってもいいやぐらいの気持ちでいるのがいいんじゃないでしょうか。
なお、ICOへ投資するには仮想通貨が必要です。
フィアットマネー(円)ではなく、仮想通貨でICOトークンを購入する形ですので、購入自体のハードルも少し高いですね。
レンディング
レンディングという方法もあります。
簡単に言うと、仮想通貨の貸付で利子を得る方法です。
「仮想通貨を貸して増やす」とは、ビットバンクとお客様が仮想通貨貸借取引契約を締結し、最大年率5%の仮想通貨を1年後に受け取ることができるサービスです。
1年間の満了期日を迎えると、募集月にお客様が貸出した仮想通貨に、当社所定の利用料を加算してお返しするというサービスです。
一定期間の契約で仮想通貨を貸し出し、契約満了時に利子を上乗せして返却されます。
国内取引所であれば利率は大体最大約5%程度。
銀行預金の利子に比べたらだいぶ良い率ですね。
しかし、レンディングで仮想通貨を貸した場足、契約期間中はその通貨の売買ができません。
もし仮想通貨が暴騰しても暴落しても売れない、ってことです。
よって、大きな機会損失をする可能性があります。(解約手数料を支払うことによって途中解約できる取引所もあります)
一旦仮想通貨を預ければ自らトレードをしなくていいので、時間のないサラリーマンなどにとってはいいですが、貸付している期間内に10%とか20%とか上昇したときに売却する、ということができなくなります。
仮想通貨にとってこれぐらいの価格変動は日常茶飯事ですからね。
当然、契約満了時に貸出時価格を大幅に下回っている可能性もありますから、仮に5%の利子を得たとしても、逆に大幅に損をする可能性もあるってことです。
しかし、多くの投資対象がある中、仮想通貨取引をするということは、ボラティリティの大きさからある程度大きな価格上昇を見込んで参加しているのでしょうから、この5%という利率を高いと思えるでしょうか?
貸し出し量が多ければ5%でもそれなりの利益になるでしょうが、資金が少なければ少ないほどあまりリターンが得られませんから、仮想通貨のボラティリティを考慮すると、リスクのほうが高いと私は考えます。
ゲームで稼ぐ
ゲームで仮想通貨を得ることもできます。
例えば、イーサエモン(Etheremon)というゲームがあります。
これはイーサリアムを使ってモンスターを集めたり育成したりバトルしたりする、イーサリアム版ポケモン的ゲームです。
簡単に言うと、育てたモンスターを高値で売れればイーサリアムを獲得できるゲームです。
これでどこまで稼げるかは未知数で、私も遊んでみようと思ってるところです。
他にもゲームは探せばまだまだありそうですが、詳細はまた別の機会に。
時間の無いサラリーマンの仮想通貨取引には中長期投資
仮想通貨での稼ぎ方は色々ありますね。
ただ、日中仕事をしている私たちにはあまり時間がありませんので、短期トレードやFXは現実的ではありません。
ICOやレンディングもリスクが高すぎます。
マイニングもかなりハードルが高い。
私のような忙しいサラリーマンには、現物の中長期取り引きをおすすめします。
取引回数も少なくて済みますし、日々チャートに張り付く必要はない。
リスクは当然ありますが、他の方法よりもリスクが低い。
一度購入すれば、数か月から数年は保有することになるので、忙しい中、取引に追われることもないです。
では何をトレードすればいいのか?
今から仮想通貨取引を始めるのであれば、ビットコインや主要アルトコインのトレードをおすすめします。
ビットコインや主要アルトコインのトレードがおすすめ
ビットコインや主要アルトであれば、草コインのようにスキャム(詐欺)の可能性を排除できますし、上場している取引所も多いので、売却時の手段を複数持てます。
一部の海外取引所でしか扱いのないようなマイナーなアルトコインや草コインはギャンブル要素が高くなり、損失を被る可能性が高いです。
全世界の仮想通貨の種類は1500種類以上あると言われています。
界隈では、ビットコインは基軸通貨、イーサリアムやリップルなど時価総額の高いアルトコインを主要アルト、その他のコインをアルトコイン、場合によっては草コイン、と呼称されています。
その中から今投資するなら、基軸通貨であるビットコイン、もしくは主要アルトがいいのではないでしょうか。
草コインへ手を出すのははやめておいたほうが無難です。
草コインはボラティリティの変動が異常に大きい場合があります。
そのため、上手く当たれば一攫千金ですが、当たらない場合の損失は目も当てられない状況になるからです。
しかも、草コインの中には詐欺のICOで発行されたコインや、開発の止まったコイン、他のコインをコピーしただけのコイン、など将来性の全くないものも多く含まれます。
その辺りを分かった上で、あえてギャンブル的に投機するのであれば構わないと思いますが、今の地合いで成功する確率は低いでしょう。
そもそもこれから草コインはどんどん淘汰される段階に入っていくはずですので、その意味でも高リスクです。
バブル時と今では状況が全く異なりますのでね。
購入するコインの調査
まず、それぞれのコインの事を調べていきましょう。
その上で、将来性はあるのか、長期的にみてそのコインは実際にどのように使われていくのか、新しいテクノロジーとして一般的になっていくのか、みていく必要があります。
ITバブルを例にしますが、
ITバブルはバブルであったので、当時はIT関連企業の株価は何でもかんでも暴騰しました。
しかし、バブルが弾けた後もGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)のような巨大企業に成長した企業もあります。
仮想通貨バブルも同じで、どんなコインも暴騰しましたが、バブルは弾けました。
しかし、仮想通貨の中にもGAFAのように生き残り、時間はかかりますが、大きく成長していくコインが必ずあるでしょう。
そのようなコインを見つけ出し、投資することを私はおすすめします。
ただ、それがどのコインかはわかりません。
基軸通貨と言われ、非中央集権の旗手であるビットコインかもしれません。
銀行や企業など既得権益と手を組んでいるリップルかもしれませんし、スマートコントラクトを実装するイーサリアムかもしれません。
NEMはコインチェック事件で暴落したけども、ファンダメンタル的にはいい材料が出ているのではないか、実際の性能や将来性よりも低く見積もられているのではないか、株で言うところの割安株(バリュー株)の状態になっているから上昇が期待できるのではないだろうか。
こんな風に考える人もいるでしょう。
このように、視点によって色々な見方はあると思います。
株式の投資家が企業研究をするように、仮想通貨への投資家もコインの研究が必要です。
仮想通貨取引では出口戦略が最も重要
仮想通貨投資への注意点も挙げておきます。
- 目標値を決めておく
- 損切のラインを設定しておく
- 保有資産に対する割合を多くしすぎない(余剰資金で投資する)
目標値を決めておく
多分、初心者が最も陥るのが「利確できない」ことです。
私もそうでした。
目標値が決まっていなかったり、反対に損切りのラインを決めていないと、ズルズルいって利益を確保できなかったり、株で言う塩漬け状態になったりしてしまいます。
私は2017年〜2018年のバブル前に、運良くいくらかの仕込みをできたのですが、バブル時には利確できず、バブル頂上を大幅に過ぎてから利確しました。
目標設定が高すぎましたし、知識も全く不足していました。
バブルをバブルと認識もできていなかったです。
その後、なんとか原資は抜いて、取引のトータル利益はプラスマイナスゼロ、残りの保有通貨である程度含み益のある状態です。
ただ、あくまで含み益です。
まだ利確していませんので、0になる可能性もあります。
利確しなければ利益は確定しません。
含み益はあくまで含み益であることを強く意識してください。
これが頭になく、含み益を利益へと転換できない人は大勢います。
売却も簡単にはできません。
取引量が大きくなればなるほど、思うように売却できません。
どの取引所で売却するのか、いつ売却するのか、想定しておく必要があります。
目標値も正直2倍とか3倍とか、あまり上を見すぎるのは良くないと思います。(数年単位の長期保有前提の人は別かもですが)
もうバブルは過ぎました。
短期的なバブルはもう期待できないと思ったほうがいいでしょう。
仮想通貨のボラティリティが大きいのでみんな麻痺していると思いますが、投資で20%も利益を出せれば相当なパフォーマンスですよ。
このあたりもよく考えましょう。
あとできれば、もし運良く10%でも含み益がある状態になったら、一部でもいいので実際に売却してみるといいです。
売りたい金額で思うようには売却できないことがわかりますよ。
出口戦略を具体的に想定し、その手段を検討しておくことは非常に重要です。
損切りのラインを設定しておく
損切りラインも決めておきましょう。
これも出口戦略ですね。
これ以上の損失は耐えられない、というラインを設定します。
仮想通貨はボラティリティが大きいので、深刻なダメージが出る前に早めに損切りすることをおすすめします。
実際に私も損切りできずに塩漬けのコインがあります。
バブル時に購入したBCHです。
価格が購入時のが20分の1になってしまっていますが、いまだに売却できていません。
20万円が1万円ですよ。
ボラティリティでか!!
ここまでくると、もう売っても雀の涙で意味ないな、という状態です。
初心者であればあるほど、損することを想定しませんし、具体的な対処を検討していません。
儲かりたい一心ですので、下落時、暴落時の対応を考えていないでしょう。
利益をのがしたり、損失を膨らましすぎたりすることの無いよう、出口戦略を具体的に検討しておくことは非常に重要です。
保有資産に対する割合を多くしすぎない(余剰資金で投資する)
どこでも言われていることですが、投資は余剰金で行うのが基本です。
仮想通貨は大きく儲けることも可能ですが、大きな損失をくらうこともあります。
私の購入したBCHのように大損することもありえます。
最悪の状況にならないよう、自分の保有資産全体から考えて、投資の割合を多くしすぎないことが重要です。
資産全体の内、仮想通貨の割合が大きい場合、一旦下降相場に陥ったときは、はっきりいって不安で不安でしょうがなくなります。
仮に貯金が100万円の人が、仮想通貨に50万円突っ込んだとします。
やるべきでは無いですが、こういう人もいるでしょう。
上昇相場で含み益がどんどん増える場合はワクワクですよ。
しかしそれが下落相場に転じ、それが何ヶ月も続く、どんどん下がっていき50万が30万まで下がったが、まだ上昇に転じる気配がない、こんな場合はもう毎日毎日気が気でない状態になります。
それこそ毎日チャートとにらめっこですよ。
ヒヤヒヤしてストレスもハンパない。
初心者であれば損切りライン設定もできていないでしょうから、最悪の場合は短期間で50万が半分以下になることもあるでしょう。
仮想通貨は大きく儲けることもできますが、大きく損をすることもあります。
ハラハラしてしょうが無い毎日を送らなくてもいいよう、最悪は半分以下になってもいいような余剰資金で投資を行うようにしてください。
仮想通貨の情報収集にはTwitterを使おう
仮想通貨投資には株式投資同様、情報収集が必須です。
日々、様々な情報が発信されていますので、専門のサイトやブログ、Twitterで情報収集をしましょう。
最初はどのサイトを見ればいいのかわからないと思いますが、これはTwitterで人から教えてもらいましょう。
教えてもらうと言っても声をかける必要はありません。
Twitterでは仮想通貨に詳しい人達が情報を定期的にツイートしています。
その人達がツイートしているニュースサイトやURLを、自分の情報収集用にブックマークすればいいだけです。
何か特別なことが起きたときはツイートの量も増えますし、非常に役に立つ情報をつぶやいてくれます。
自分の保有する通貨の開発者やグループのアカウントをフォローするのも重要ですね。
ちなみに下記の記事の最後に、おすすめのTwitterアカウントをまとめていますので、参考にどうぞ。
仮想通貨のチャートチェックはこのアプリ!仮想通貨アプリのベスト3
仮想通貨投資では税金についても考慮が必要
仮想通貨では税金が発生するタイミングが複数あります。
課税対象は売却したときだけではありません。
最低限、下記は認識しておいてください。
- 仮想通貨を売却したとき
- 仮想通貨を他の仮想通貨に交換したとき(例:ビットコインをリップルに)
- 仮想通貨で商品を購入したとき(例:ビックカメラでビットコインを使って買い物)
上記いずれも課税対象になります。
注意しましょう。
仮想通貨はこれからに期待できます
巷では仮想通貨はもうだめだ、ビットコインはもう終わり、など悲観論が溢れています。
確かに、投資対象として短期的なバブルはもう期待できないでしょう。
しかしこれまで述べたよう、私は仮想通貨はまだまだこれからだと思っています。
なぜなら、仮想通貨はただの投機対象ではないからです。
根本となるP2Pをベースとしたブロックチェーン技術を用いている仮想通貨が、
私達の未来のテクノロジーとして非常に有用であり重要、ということは多くの有識者が述べている通りです。
インターネット同様、仮想通貨は私達の未来を変えるでしょう。
今は仮想通貨が投資対象として大衆に認識されただけの段階です。
仮想通貨がその優れたテクノロジーで真価を発揮するのはこれからです。
何年か後には数多のコインの中から、今のGAFAのようになるコインが現れるでしょう。
まとめ
この記事では主に、仮想通貨はまだ稼げるのか、という視点で述べてきました。
仮想通貨がその真価を発揮し、GAFAのように成長していけば評価も上がっていきます。
そうなればまだまだ稼げる可能性は十分あります。
しかし私はそれ以上に、仮想通貨のテクノロジーが変革する未来に期待しています。
仮想通貨は終わったどころか、まだ始まってもいませんよ、みなさん。