こんにちは。
今日は製品の納期調整が大変でしたが、
なんとか対応できてホッとしているメーカー営業マンの佐藤です。
今日は、ビットコインとは何なのか、みなさんが普段使っているお金=日本円との比較をしてみましょう。
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■お金とビットコイン・仮想通貨の違いは?
わたしたちが普段使っているお金=日本円と、
ビットコインなどの仮想通貨は何が違うのでしょうか。
日本円もビットコインもお金です。
日本円は当然モノが買えます。
数年前まではダメでしたが、ビットコインも現在はモノを買えます。
ではなぜビットコインでモノが買えるようになったかというと、
みんながビットコインに価値を見い出したからです。
何年か前までビットコインはほとんど価値がありませんでしたし、
決済では使えませんでした。使える店舗は少ないですがね。
それが少しずつみんなが価値を見い出し、
今現在ではモノも買えますし、
1BTC(BTC=ビットコインの単位)が数十万円もの価値となっています。
■日本円とビットコインの違いは信頼性!
ただし、日本円もビットコインも価値を持っていますが、
信頼性が全く異なります。
日本円は日本の通貨であり、日本という国がバックにいますから、
信頼性が非常に高い。
世界で何か問題が発生するとすぐ円が買われて円高になってしまうほど
信頼性が高いですよね。
対してビットコインの信頼基盤は、ブロックチェーンという技術、手数料の安さ、世界的に共通の通貨になり得るのでは、という事に対しての期待値です。
ビットコインには国の後ろ盾などありませんから、
これら期待値が何かの拍子にガクンと下がった場合、
一気に信頼性が失われる可能性があります。
当然、日本円も信頼性を失って、
ハイパーインフレになり紙くず同然の価値になる可能性もゼロではありませんが、
その可能性は低いでしょう。
ビットコインの信頼性とは比べ物になりません。
ビットコインの信頼性を上げるには多くの人がビットコインを使うことですが、
ビットコインの有用性が期待ほど高くなかった場合、
ビットコインを使う人が減り、投資対象としても魅力的でなくなった時、
一気に無価値状態になる危険性は日本円の比ではないでしょう。
この通貨に対する信頼性の違いが、
日本円とビットコインの大きな違いです。
■不安定な信頼性により、ビットコインの価値=価格が上下する。
ビットコインが決済=支払いに使えるようになったとは言え、
まだまだ使える店舗も少ないですし、
ビットコインを持っている人自体も少ないです。
よって、今は決済手段というよりも投資対象としての意味合いが強い状態です。
投資というよりも投機のほうが近いでしょう。
投資対象ではありますが、ビットコイン売買への参入数がまだ少なく、
取引量が少ないので、みんなが頻繁に売り買いすると大幅に価格に転嫁され、
乱高下している状況です。
この価格変動をボラティリティと言います。
ビットコインはボラティリティが高いので、
大きな振れ幅で、日々価格が上下しています。
しかもビットコインにはストップ高やストップ安がありません。
みんなが一気に買えばすぐ暴騰しますし、
逆にたくさん売られれば一気に暴落します。
■ビットコイン以外の仮想通貨は?
なお、ビットコイン以外にも仮想通貨はあります。
代表的なものでは、イーサリアム、リップル/XRP、ライトコインなどです。
ビットコイン以外の仮想通貨はすべてアルトコインと呼ばれています。
alternative coinの略で、アルトコイン。
オルタナティブロックのalternativeと同じで、代わりのコインって意味です。
ニルヴァーナとか懐かしいですね。
これらアルトコインもビットコインのように価値がついていますが、
ビットコインよりも更に信頼性は低い状態。
支払いに使えるアルトコインもまだほとんどありません。
それぞれのコインの技術的な価値や将来性に対して、
わずかながら価格がついている状況です。
なお、私はリップル/XRPの将来性に期待して、いくらかのXRPを保有しています。
■決済手段として使えるコインはビットコインとイーサリアムのみ
日本ではビットコインに加え、イーサリアムの決済サービスがはじまると発表がありました。
その他の仮想通貨はまだ決済では使えません。
決済で使えるということで、ビットコインとイーサリアムは生き残りに1つ頭が抜け出たと言えるでしょう。
■仮想通貨の将来は?
仮想通貨の将来はまだまだ不透明です。
使う人がどんどん増えて信頼性が上がれば、
世界中で使える共通通貨として、爆発的に広まるポテンシャルを秘めています。
反対に、将来的に今の仮想通貨とは全く別の、素晴らしい技術が開発されて仮想通貨が陳腐化することもありえます。
今後仮想通貨がどうなっていくか、見守るとしましょう。