受験生の理想の睡眠時間は? 受験生のベストな睡眠時間を考える

四当五落(よんとうごらく)で受験に合格?受験生に理想の睡眠時間は?

受験生の皆さん、
夏も終わり、秋が深まり受験シーズンが近づいていますね。

すでに受験勉強を遅くまでしていて、寝不足の方たちも多いと思います。

 

みなさんは睡眠に関する古い言葉で、
四当五落(よんとうごらく)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

昔の受験生がよく言われたことで、「4時間睡眠で頑張って勉強した人は合格する。5時間も寝ている人は落ちる、受験に失敗する。」という意味だったそうです。

受験勉強が相当激しいことを表す言葉ですね。

確かに、4時間しか寝ない=とても長い時間勉強していて合格に近づきそうですが、本当にそうでしょうか?

 

みなさんも合格するために勉強時間の確保に苦心されていると思います。

大昔であれば、精神論が幅を利かせていましたから、四当五落なんて言葉も真剣に受け止められたかもしれません。

ただ、勉強時間の確保が必要なことは間違いありませんので、現代であっても睡眠時間を削っている人は多いのではないでしょうか。

 

しかし、睡眠時間を削って受験勉強をする、というのはあまりいい考えとは言えないようです。

睡眠のメカニズムをみると短時間睡眠は受験勉強には逆効果で、合格が遠のいてしまうかもしれません。

受験を成功させるには、しっかり睡眠を取ることが重要です。

特に睡眠は記憶に非常に重要なものとわかってきています。

 

では睡眠のメカニズムと、受験生にとっての効果的な睡眠方法とはどのようなものでしょうか。

 

睡眠のメカニズム。レム睡眠は受験生の記憶力向上に重要

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠が交互に行われているのはよく知られていますね。

レム睡眠は身体が休んで脳が活動している浅い眠り、
ノンレム睡眠は脳は休んでいる状態です。

このうちレム睡眠が、記憶の定着に非常に重要であることがわかっています。

 

カナダのマギル大学のシルベイン・ウィリアムズ博士が、スイスのベルン大学と行った共同研究で、マウスのレム睡眠を邪魔する、という研究をしたそうです。

その研究でレム睡眠を邪魔されたマウスは、情報の整理、記憶の形成や定着ができなくなってしまったというのです。

つまり、レム睡眠は記憶力に関係しており、当然、受験生の受験勉強にもレム睡眠は重要ということになります。

逆に睡眠をおろそかにするということは、記憶力を弱めることに繋がります。

 

更にハーバード大学のスティックゴールド博士が睡眠時間の違いで学習効果に差があるか調べました。

結果は徹夜させたグループでは学習効果が全く伸びませんでしたが、6時間睡眠をとったグループは好成績を残し、さらに8時間睡眠のグループは最大の効果がありました。

この実験結果より、スティックゴールド博士は「記憶には6時間以上の睡眠が欠かせない」と言っているそうです。

 

専門的には、レム睡眠では記憶に重要と言われている偏桃体、海馬などが活発に活動している状態とのこと。

寝ている間に脳がコンピューターのように働いて、記憶力を強化してくれています。

睡眠はただ体を休ませているだけではなかったのです。

 

受験生のみなさんは是非このことを知って、積極的に睡眠をとっていきましょう

 

睡眠時間が短い受験生のデメリット

記憶には睡眠が重要ですし、短時間睡眠は更なる問題も引き起こします。

 

睡眠が短いと、集中力の低下、睡魔に襲われる、倦怠感、認知能力の低下、など、様々な症状が出ます。

免疫力も低下するため、病気にかかる可能性も高くなり、がんの発症率があがり、生活習慣病の要因にもなり得ます。

更にはうつ病や認知症のリスクを高めたり、睡眠不足が自殺率の上昇に繋がるとも言われています。

学生では不登校や引きこもりリスクの要因にもなるようです。

 

睡眠不足は記憶力の低下に加え、これらリスクにも晒されるのです。

いいとこなしですね。。。

 

受験生には体調管理にも理想の睡眠が必要

受験シーズンは冬です。

睡眠不足は免疫力を低下させますから、風邪をひく可能性も高まります。

テスト当日に風邪をひいていたら目も当てられません。

風邪予防としては、うがい手洗い食事をしっかりとって体力をつけておく、そして睡眠時間をしっかり確保することです。

睡眠が少ないと免疫力の低下に影響します。

 

風邪の原因はウイルスによるものですが、風邪ウイルスに効く薬はないため、自分の体の免疫力が非常に重要になります。

風邪薬は、風邪の症状を緩和してくれますが、ウイルス自体を退治することはできません。

あくまで鼻水や発熱など、風邪が原因の諸症状に対する対処療法でしかありません。

 

しっかり睡眠を取って免疫力を高めておき、風邪を引きにくい状態にしておくことが受験生にとっては非常に重要です。

眠ることがイコール体調管理に繋がるのです。

 

受験生は睡眠時間をしっかり確保することがベスト

 

受験生にとってしっかり睡眠を取ることは、記憶力の向上、体調管理の面で非常に重要であることがわかったと思います。

しかし、当然ですが勉強時間もしっかり確保する必要があります。

では、具体的にはどのようにしたらいいでしょうか。

 

ちなみにホリエモンこと堀江貴文さんは、東大合格に向けた受験勉強で睡眠が重要と考え、一日10時間は睡眠を取っていたそうです。

その代わり、起きている14時間は全て受験勉強に集中していたとのこと。

堀江さんは高校2年生まではあまり勉強しなかったそうですが、受験生となりこれを実行し、見事東大合格を成し遂げたそうです。

 

ここに受験勉強の重要なヒントがあると思います。

勉強時間の確保は当然重要ですが、夜の睡眠時間を削るのではなく、「日中にしっかり受験勉強時間を確保」し、そのうえで「睡眠時間もしっかりとって記憶の定着を促す」ことが非常に効果的なのではないでしょうか。

 

せっかく頑張って勉強したのに、眠らないことで記憶が定着せず、端から忘れていっては本末転倒です。

せっかくした努力が睡眠不足でろくに実にならない、のでは非常に残念ですよね。

 

高校三年生であれば、授業も自習時間など増えているでしょうから、そこでしっかりと受験勉強をしてください。

通学の電車の中や、休み時間など隙間時間も利用し効率的に勉強をして、なるべく日中の勉強時間を確保します。

 

その上でしっかり睡眠を取れば、脳が勝手に記憶を定着してくれます。

日中の勉強不足を夜の睡眠時間を削ることで補おう、という考えはやめましょう。

 

浪人されている方であれは、昼の時間は勉強時間をたっぷり取れるはずですから、

日中はしっかり勉強し、夜はしっかり睡眠を取る。たったこれだけの事です。

 

ただ、私も浪人を経験したのでわかるのですが、時間がありすぎて日中怠惰になってしまい、
そのリカバリを夜の勉強でしよう、となってしまいがちでした。

が、まったく非効率な行動ですので、このような行動はすぐ改めましょう。
(私もこのことを浪人中に知っていればよかった。。。。)

 

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